iPad、上級編の巻 その3
iPadは何故音が良いのであろうか。
それは、 「iPadがPCとしては不完全なものだからです。」の回答をしたいと思います。 その前に
なぜCDプレーヤーは音がよいのか? を考える必要があります。
最近PCオーディオが普及したせいか、「CDプレーヤーよりもPCの方が音がよい」と言う人が増えてきました。
しかし、それは とんでもない間違いだと思っています。
そもそも、PCというものの概念を大きく広げていくと 「CDプレーヤー、ノートPC、iPod、iPad、ウォークマン」も全てPCです。
全ての物がデジタルデータを扱うために、CPUとOSがあるわけですから。
だから、CDプレーヤーは音を再生する為に特化したPC、すなわち音楽再生専用パソコンと言うことになるわけです。だから、CDプレーヤーには余計な機能はあまり付いていません。
CDプレーヤーはほとんどのものはファンレスです。それは、音楽を再生する為に特化されたPCですから、OSはとても軽くてよいわけです。決してWindows-Vistや7なども使っているわけではありません。OSが軽ければ、CPUも処理速度が速いものを使用すなくてもすみます。例えばCPU (Intel Core 2 Duo E6600)など、CDプレーヤーには絶対に入っていません。そうすると筐体内部の発熱量は抑えることができるので、ファンレスにすることが出来るわけです。
CDプレーヤーは音楽を再生する為に特化したPCだから、余計な機能があまり付いていません。通常のPCの場合は、音楽を再生してあいだでも、常に裏でいろいろなソフトが動いています。一番簡単な例でいえば、ウイルスソフトなどです。それは音を悪くする大きな要因の1つです。
ただし、CDプレーヤーにはたった1つだけ弱点があります。それは
CDドライブがあることです。
CDメディアをCDプレーヤーの中に入れて、CDを回転させると内部で回転による、振動が発生しますし、サーボ制御をとおして、サーボノイズが発生するわけです。
そこで私が以前から考えていたことは、
「CDプレーヤーから、CDドライブをとって記録媒体(SSD、HDD)などを入れて、ただデジタルデータだけを垂れ流したら音がよくなるんじゃないか」
ある意味そういうマシンを高級オーディオ業界で、いち早く取り入れた製品が Linn DS シリーズではないかと思います。なかなか素晴らしい発想だと思っています。
じゃあ、iPadはどうでしょうか。iPadはiPod兄弟みたいな物です。
iPodのは音楽を再生する為に作られた製品だから、ある意味CDプレーヤーと性格がとても似ているわけです。ひょっとすると従兄弟みたいな関係かもしれません。幸いにも、iPadはバッテリーで駆動するために、消費電力をとても抑えられて作られています。その為には、CPUも処理速度が遅いものを使用しています。しかし、幸いなことに、もともとPCほどスペックを求められていないiPadは処理速度の速いCPUを使用しなくてもよいのです。そうすると内部に熱がこもらないから、ファンレスにすることが出来ます。
つまり「CDプレーヤーから、CDドライブを取り除いた製品に近い物は、iPatみたいな物なのです。」
iPadのDNAは音楽を再生する為にうまれたiPodに非常に近い、それは音楽を再生する為に生まれたCDプレーヤーと非常に共通した部分です。
それは、iPadがPCとしてはとても中途半端なものだったから可能な話だったのです。
このシリーズの一番最初にお話した5か条をもう一度ここに記したい思います。
1. OSがWindows じゃないから
2. バッテリー駆動だから
3. 省電力だから
4. SSDだから
5. USBが特殊だから
しかし、私は 「OSがiosだから」という条件を加えてみたくなりました。
MACBOOKAirとiPadで音を比較すると、iPadのほうが音がよく聴こえてしまうのは、そのOSが違うからという点が多いからかもしれません。MACBOOKAirのDNAはやはりPCなのです。 ただし、そこまでの違いはありませんが。・・・
ただ、ここで言っておきたい事があるのは、私は決してAppleの応援団長ではありません。

そういう意味で、この間とても興味深い製品がでたので、ここにご紹介させていただきます。
Creative ZiiO
というタブレット型のPCです。
Android OS搭載しています。
ある意味、音楽再生トランスポーターとして、デジタルを垂れ流すだけならば、Android OSでも不具合など起こりようがないし、そのほうがはるかに音がよくなる可能性があるのです。
↑
今日の核心部分
当然バッテリーでファンレスでしょうし、良い音がする可能性はありますが、SSDではないので今のところ様子眺め状態です。今後このような製品がたくさん出回ってくれば、PCオーディオはますます発展する可能性はあります。
それは、 「iPadがPCとしては不完全なものだからです。」の回答をしたいと思います。 その前に
なぜCDプレーヤーは音がよいのか? を考える必要があります。
最近PCオーディオが普及したせいか、「CDプレーヤーよりもPCの方が音がよい」と言う人が増えてきました。
しかし、それは とんでもない間違いだと思っています。
そもそも、PCというものの概念を大きく広げていくと 「CDプレーヤー、ノートPC、iPod、iPad、ウォークマン」も全てPCです。
全ての物がデジタルデータを扱うために、CPUとOSがあるわけですから。
だから、CDプレーヤーは音を再生する為に特化したPC、すなわち音楽再生専用パソコンと言うことになるわけです。だから、CDプレーヤーには余計な機能はあまり付いていません。
CDプレーヤーはほとんどのものはファンレスです。それは、音楽を再生する為に特化されたPCですから、OSはとても軽くてよいわけです。決してWindows-Vistや7なども使っているわけではありません。OSが軽ければ、CPUも処理速度が速いものを使用すなくてもすみます。例えばCPU (Intel Core 2 Duo E6600)など、CDプレーヤーには絶対に入っていません。そうすると筐体内部の発熱量は抑えることができるので、ファンレスにすることが出来るわけです。
CDプレーヤーは音楽を再生する為に特化したPCだから、余計な機能があまり付いていません。通常のPCの場合は、音楽を再生してあいだでも、常に裏でいろいろなソフトが動いています。一番簡単な例でいえば、ウイルスソフトなどです。それは音を悪くする大きな要因の1つです。
ただし、CDプレーヤーにはたった1つだけ弱点があります。それは
CDドライブがあることです。
CDメディアをCDプレーヤーの中に入れて、CDを回転させると内部で回転による、振動が発生しますし、サーボ制御をとおして、サーボノイズが発生するわけです。
そこで私が以前から考えていたことは、
「CDプレーヤーから、CDドライブをとって記録媒体(SSD、HDD)などを入れて、ただデジタルデータだけを垂れ流したら音がよくなるんじゃないか」
ある意味そういうマシンを高級オーディオ業界で、いち早く取り入れた製品が Linn DS シリーズではないかと思います。なかなか素晴らしい発想だと思っています。
じゃあ、iPadはどうでしょうか。iPadはiPod兄弟みたいな物です。
iPodのは音楽を再生する為に作られた製品だから、ある意味CDプレーヤーと性格がとても似ているわけです。ひょっとすると従兄弟みたいな関係かもしれません。幸いにも、iPadはバッテリーで駆動するために、消費電力をとても抑えられて作られています。その為には、CPUも処理速度が遅いものを使用しています。しかし、幸いなことに、もともとPCほどスペックを求められていないiPadは処理速度の速いCPUを使用しなくてもよいのです。そうすると内部に熱がこもらないから、ファンレスにすることが出来ます。
つまり「CDプレーヤーから、CDドライブを取り除いた製品に近い物は、iPatみたいな物なのです。」
iPadのDNAは音楽を再生する為にうまれたiPodに非常に近い、それは音楽を再生する為に生まれたCDプレーヤーと非常に共通した部分です。
それは、iPadがPCとしてはとても中途半端なものだったから可能な話だったのです。
このシリーズの一番最初にお話した5か条をもう一度ここに記したい思います。
1. OSがWindows じゃないから
2. バッテリー駆動だから
3. 省電力だから
4. SSDだから
5. USBが特殊だから
しかし、私は 「OSがiosだから」という条件を加えてみたくなりました。
MACBOOKAirとiPadで音を比較すると、iPadのほうが音がよく聴こえてしまうのは、そのOSが違うからという点が多いからかもしれません。MACBOOKAirのDNAはやはりPCなのです。 ただし、そこまでの違いはありませんが。・・・
ただ、ここで言っておきたい事があるのは、私は決してAppleの応援団長ではありません。

そういう意味で、この間とても興味深い製品がでたので、ここにご紹介させていただきます。
Creative ZiiO
というタブレット型のPCです。
Android OS搭載しています。
ある意味、音楽再生トランスポーターとして、デジタルを垂れ流すだけならば、Android OSでも不具合など起こりようがないし、そのほうがはるかに音がよくなる可能性があるのです。
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今日の核心部分
当然バッテリーでファンレスでしょうし、良い音がする可能性はありますが、SSDではないので今のところ様子眺め状態です。今後このような製品がたくさん出回ってくれば、PCオーディオはますます発展する可能性はあります。