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    桐キューブ インシュレータ 試聴リポート

    本日は新製品の「桐キューブ インシュレーター Q-40」に関して、お客様より試聴リポートが届きましたので、お伝えさせていただきます。
    試聴リポートを頂いたのは、東京都在住のKさんという方です。実はまだ貸し出しに関してはご報告していなかったのですが、この方は常連さんで、インシュレータの話題ななったときに、「お貸ししますよ」という話になり、こんなにたくさんのレポートをしてくれました。すごく音楽好きな方で様々な音源による比較をしていただいています。きっと参考になるのではにでしょうか。

    K様とてもすばらしいリポート大変ありがとうございました。

    心より感謝いたします


    B2006-11-1-1.jpg

    桐キューブモニター報告

    このたびは桐キューブの貸し出しありがとうございました。お借りしたのが3個だったので次のように試してみま
    した。
     ①スピーカーの下(片CHのみ)
     ②CDプレーヤーの下
     ③プリメインアンプの下
    いずれも前1個、後ろ2個の設置です。
    個々の楽器の音質を中心に聞いてみました。
    変化度合いは①>②>③でした。
    ①と②の差よりは②と③の差の方が大きいです。
    なお、現有システムはクリアで少しタイトな音質ですのでそれとの比較です。

    ①スピーカー
     スピーカーでの試聴は左に桐インシュレーターを設置、右は今使っている金属製インシュレーターです。
     アンプのモードでMONOにしてバランスのつまみで左、右と聞き比べる方法をとりました。これだと音質の
     変化度合いがよく分かります。
     
    <1>ソロピアノ(ジャズ)HOME ALONE/白崎彩子
     高音のキラつきが抑えられ、全体的に「まろ味、とろ味」が加わった感じです。音も少し骨太になります。これは決してフォーカスが甘くなるというのとは違い、なんとも心地よい聞き疲れしない音質への変化です。ただ、低音部のアタックが少しソフトになったように感じました。

    <2>ピアノトリオ(ジャス)keporkak/ビート・シュベッツ・トリオ 

    シンバルはほんの少し金属的刺激が緩和された感じ。これは刺激を求める向きには意見が分かれそう。このアルバムのピアノは少しカンカンいうのですが、桐インシュにすると木質感がアップして聞きやすくなります。ベースはノーマル状態(金属インシュ)では重く、弦を強く張ったような、そして少し粘度を感じましたが、桐では粘度が少し下がり、軽快な印象に変化。

    <3>tp他(ジャズ)LEE MORGAN VOL3
    1曲目の「HASAAN’S DREAM」の冒頭のフルートはいかにも管が共鳴して音が出ている感じで凄くいいです。tpは少しアタックが柔らかくなり、音質もほんのりハスキーに変化。私はtpには金管の
    華やかさと、音が出る瞬間の破裂する感じを好むので、ちょっと違った傾向に変化。

    演奏全体ではこちらも軽快感が増す方向。

    <4>オーボエ(クラシック)PARTITA/広田智之

    ノーマル状態は少し細い音(特に高音部が刺激的)がしていたが、桐に換えるとその、気になる部分がなくなり、とても聞きやすくなりました。木管楽器は相性がいいみたいです。伴奏のチェンバロは弦を弾く瞬間にゆとりが出て緊張感がほぐれる感じ。優雅。

    <5>ソプラノ(クラシック)MUSICA SACRA/イネッサ・ガランテ
      
    大好きなカッチーニのアヴェ・マリアで試聴。協会での録音なのですが、暗騒音がより聞こえるようになった気がしました。また、声はしなやかさが増してとても気持ちいい変化です。

    <6>女性ボーカル(ラテン)黒いオルフェ(オリジナルサントラ)
      
    オルフェの歌。出だしのハミング・スキャットに思わず身を乗り出す。音質がどうのというより素晴らしい音楽に聞き入っている状態、シアワセ。暖かみのある声。先ほどのソプラノといい、人の声には卓効あり。バックをつとめるギターも美味しい。

    <7>ヴァイオリン ソロ(クラシック)イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ/戸田弥生
      
    内省的で緊張感が漂う演奏なのですが、桐はそれにほんのりふくよかな感じをプラスする。ヴァイオリンの胴の共鳴をより聞き取ることができました。音の深みも増した感じ。弱音部のサワサワしたところもなんと
    もいえない心地よさ。

    <8>ギター ソロ(?)ナチュラ2/荒谷みつる
      
    2005年のオーディオワールドで生演奏を間近で聞いたことがあるのですが、そのときの音を思い出しました。なんとも優しく、柔らかで、暖かい、しなやかな音だったという記憶です。その音に一歩近づいたん
    じゃないか、そんな印象です。 

    <9>アルトサックス(ジャズ)for the kindness of strangers/Dave Turner quartet
     
    これは熱い録音です。サックスは適度な太さで音がグングん迫ってくる感じに。凄く熱気が伝わる。ピアノも骨格がしっかりして力強い。材質は金属でも木管楽器ということでサックスも合うのだろうか。

    ②CDプレーヤー
    ラインストレートでステレオで試聴。スピーカーの時の変化と同傾向。特にCDPの下に設置した場合、ピアノの中高音域の粒立ちの良さは①、②、③の試聴の中で一番です。望むべくは中高域はこのままで低音域の力強さが保持されることでしょうか。

    ③プリメインアンプ
     同じくラインストレートでステレオで試聴。アンプの下での変化は、スピーカーの時の変化をさらに小さくした感じ。特にアンプの下だけにといった顕著な変化は感じられませんでした。スピーカーやCDPの下では効きすぎる場合にアンプの下に、というのは有効なのではないでしょうか。

    まとめ
     
    レポート以外にもいろいろなCDを聞きました。その中で感じたことは桐キューブは音楽のエネルギーを中高音域に集めて、そこを美味しく聞かせるのではないかということです。なので、ピアノの左手方向の低音の重厚感、ベースの弦を弾くときのブルんという力強さ、バスドラムのアタックといったところに若干の物足りなさを感じてしまうことの原因はこのことにあるのではないかと想像しました。ただ、この変化は普遍的なものではないのかもしれません(システムは千差万別ですから)。
    桐スピーカーではむしろ低域が好ましく鳴っていましたから、これが桐の特性とはいえないと思います。また、桐ボードのように接触面積が大きい場合にはどのような効き目をあらわすのでしょうか、興味津々です。

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