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    後ろの音はない方がよい。

    スピーカーはなるべく後ろの音がない方がよい。

    ずっとそう思ってきました。(今でもそう思っています。)

    それはどういう意味かといえば、コーン型のスピーカー・ユニットは基本的に前にも後ろにも音を出すからです。通常のスピーカーは、前のバッフル板にスピーカーを取り付けて、後ろに箱があります。

    私の言う「後ろの音」というのは、上のようスピーカーを差す場合は、箱の中の音を差しています。
    要するに私の言いたいことは、箱の中の音を全く0にして、前に出る音のみ再生できれば、それは、究極的に良い音だと思っているのです。

    ただし、ここで1番問題になるのは、バスレフ式のスピーカーというのは中の音を利用しているわけです。これは非常に困った問題です。 

    だから、私はあえて言いたいのですが、

    普通のスピーカーにとって「吸音材は絶対に必要不可欠」である

    という事です。

    特にバスレフ式のスピーカーから、吸音材を抜くととんでもない音になってしまうのです。
    ここに1つの例をあげます。

    エンゼルポケットで扱っていて、バスレフ型のスピーカーと言ってまず思い浮かべるとしたら、

    アッシャー S-520でしょう。
    B2008-3-5-7.jpg


    そこでS-520のから吸音材を抜いたものと、S-520に吸音材が入っているものを比較して測定してみました。

    この測定データはどういうものかといえば、サインスイープ信号をいれて50Hzの時と1Khzの時の歪み率を測定したものです。下の緑の波形がスイープ信号。その上の赤い波形がF特になります。

    アッシャーS-520 吸音材あり  50Hz
    B2008-3-5-5.jpg


    アッシャーS-520 吸音材なし  50Hz
    B2008-3-5-6.jpg


    アッシャーS-520 吸音材あり  1kHz

    B2008-3-5-4.jpg


    アッシャーS-520 吸音材なし  1kHz
    B2008-3-5-3.jpg



    測定データーを見ていただけると分かると思うのですが、吸音材が入っていない方が、明らかに暴れています。50Hzはわかりにくいかも知れないのですが、1khzは明らかに分かるのではいなでしょうか。

    しかもポートが前面についている場合は、そのポートから、

    音がダダもれ

    こういうスピーカーを私は歪んだ音のするスピーカーと言っています。(僕が最も苦手なスピーカーです。ただ市販のスピーカーで吸音材が入っていないスピーカーはまずあり得ません。)

    スピーカーを評価する場合には様々側面があるのでしょうが、スピーカー内部で発生した音が前面から一緒にでで来るのは最悪なのではないかと思っているのです。

    ただし、吸音材が入っているS-520でさえも2K 3k 4k 5kまで歪みの波形が出いています。
    ご存じの方もいるでしょうが、アッシャーS-520の場合は「本当にこれでも、空気のすき間があるのか」というほど吸音材が詰め込まれているのです。


    それでもこういう状態になるのですから、スピーカーとは難しい工作ですね。

    実は、たまやの0号機を作ったとき 、吸音材をどう入れるかと言うことが一番の問題になりました。
    B2008-2-25-5.jpg


    その辺は又の機会にお話しいたします。



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